亀田大学

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     僕自身、オーディション歴はすごく長かったんですよ。それこそ、30年近く前、僕が19や20歳の頃から実際に生演奏をするコンテストにも出ていましたね。地区大会の良いところまでは進むものの、決勝で落ちるっていうことを何度も何度も繰り返していて。 で、デモテープも何本も制作しました。講義1でも話したとおり、自分でシーケンサーを手に入れた22歳くらいから、自分の日課としてデモテープを作るようになり、自分のバンドやユニット、それだけじゃ空き足らず、スタジオのお兄さんと仲良くなって、デモテープを作りにくるバンドのお手伝いをしていました。
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当時、有名なコンテストの締め切り間際になると、みんながデモテープ作りのためにスタジオに集まるのでスタジオがすごく混むんです。そこに僕は入り浸っていたんですが、スタジオの中から聞こえてくるイントロのメロディが弱かったり、例えば、リフとキックの"クイ"が合ってなかったりしているわけ。そういうのを聴くと、もう放っておけなくて"僕が一緒にデモテープを作るよ"って名乗りを上げて。デモテープのアレンジを手伝ったりしていました。それを22から24歳くらいまでずっとやっていて。
基本は今とやってることは同じですよ。アレンジのアイディアを提案して、とにかく良いテイクを録る。アレンジで足りない部分は、その場でシーケンサーで打ち込んでフレーズを作ったりしていましたね。僕の原点がそこにあるんです。そういった活動を2年もやっていると、僕が手伝ったデモテープがオーディションの最後の選考に残ったり、グランプリを穫ったこともありました。

    余談ですが、僕は参加することの大事さをいつも考えています。"僕はアレンジャーだから歌入れはディレクターに任せるよ"みたいな感じでは仕事をやらなかったんですね。歌入れであっても、できる限り横にいて、自分で習得しながら、僕に、コーラスだけ録らせてもらえませんか?とお願いしてコーラスのラインを一緒に考えたりして録るわけです。そういった形でどんどんいろんな現場に関わらせてもらって、"じゃあ、次の現場は亀ちゃんにこの歌を録ってもらおう"っていう話になったり、作曲家の方と話をしているうちに、この人いい曲書くな、波長が合うなって思ったら、他の現場で推薦したり。それが次につながっていったんです。
だから世の中的に言う"コネ"みたいなものはまったく必要なくて、ひたすら参加する事が大事だと思います。



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