亀田大学

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2012/06/29

講義 2 赤盤・青盤 / ザ・ビートルズ

-亀の音楽史-

講義 2 赤盤・青盤 / ザ・ビートルズ

[講義] あらゆるポップスの原点とアーティストの個性を学ぶ"いいとこ取り"

── 学長、おはようございます。さて第2回目の教材は、かのザ・ビートルズの『赤盤』、『青盤』ということですが。これは世界中で愛されている彼らの、やはり今なお世界中で愛されている、各2枚組の名ベスト盤ですね。

その通りです。アメリカでの生活当時に母が買って来た『サムシング・ニュー』(※)というアルバムが、僕の最初のビートルズ体験であり、洋楽に目覚めたきっかけでもありました。母がこのアルバムを購入したのはリリース当初の1964年だったので、僕が聴いた1972年の時点ではもう8年落ちでした。
これには「Komm, Gib Mir Deine Hand」という、「抱きしめたい」のドイツ語バージョンが入っていまして、何故かこの曲がとても印象に残ったんです。それと我が家は母がNHK-FMをよくかけっぱなしにしていて、多分"ビートルズ特集"みたいな番組も聴いたのだと思います。多分、この2枚のリリース時のプロモーションで、「エニィタイム・アット・オール」とか、「シー・ラヴズ・ユー」なんかが、リードトラックとしてラジオでよくかかっていた記憶があります。
あの当時のビートルズって、近年で言うところのマイケル・ジャクソンのような頻度で流れていたんですよ。解散した後も、まるでまだ活動しているように流れていました。そうして9歳の頃、自発的に『これ買いたい』とレコード店へと買い求めに行った、その最初の洋楽アルバムが、この『赤盤/青盤』だったというわけです。

── 当時9歳の誠治少年は、歌詞については正しく理解していたのですか?

k_012.jpgいえいえ。だから"♪エニィタイム~アットオール~"は、"♪ジュッキャームチョウ~"という空耳状態で聴こえて(笑)。ずっとそれで歌っていました。「シー・ラヴズ・ユー」は"♪ロックンイェーイェーイェー"で、「レット・イット・ビー」は"♪エルピー、エルピー"だと思っていました。
僕は四人のなかでは特にジョージ・ハリスンが好きなのですが、彼に対する想いが、実はこの2枚を買った時から芽生えていて。



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※『サムシング・ニュー』......1964年にアメリカで発売された米キャピトル・レコードの編集盤。
当時、映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』のサントラ盤『ア・ハード・デイズ・ナイト』は映画会社ユナイテッド・アーティスツから発売され、キャピトルは『A Hard Day's Night』をタイトルとしたアルバムを契約上発売できなかったため、本作を編集/発売した。他のアメリカ編集盤と同じく、長らく未CD化だったが、2004年にボックスセットとして発売された『The Capitol Albums Vol.1』でモノラルとステレオ両バージョンの初CD化が実現した。

     
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