亀田大学

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── 学長がベーステクニックの他にジャズから学んだこととは何だったのでしょうか?

まずはスウィングという、ジャズ特有の揺れ感を理解したことが大きかったです。あとはビートを転がしながら繋げていくような感覚でしょうか。それまでの自分が聴いてきたポップスには無かった感覚でしたから。これをモノにしないと......何ていうか、ラーメンとカレーばっかり食べている人みたいな気分だったというか......ああ、でもやっぱりフィジカルかな。本当に筋トレ(笑)。やらずに試合に臨むわけにはいかない。そんな気持ちでしたね。そうした中で、最も楽みながら聴くことの出来たジャズ・ベーシストが、ポール・チェンバースだったというわけです。



[当時の学長] 奔放な彼女に心を痛めて、厳格な父との対立に涙した想い出

── この当時、学長はどのような生活を送っていたのでしょうか? 前回は学長に初めてカノジョが出来たものの、やがてそのカノジョが二股、三股は当たり前の状態へ突入していくというお話しをうかがいましたが......。

この頃がまさにその時期でして(笑)。カノジョに振り回された時期があるんですよ。で、先ほどお話しした「スケベな音を出さなきゃ」とか僕に言っていた、ひとつ上のジャズ研の先輩がまた、「二股、三股は当たり前。男は女を抱いてナンボだ!!」みたいな人で......。こっちは彼女が二股、三股かけちゃっていて苦しい気持ちでいるのに、そういういらんステレオタイプな話をするわけ。

── ああ、たまにいますよね。それを聞いて学長は?

心の中で「この人頭悪いんじゃないのか?」と......。

── (笑)。

「そんな連中ばかりなわけないだろうが」とか、苦々しい思いをしていましたね。この時期と前後して、僕は新しいベースを購入しようと思い立ちます。当時35万ぐらいのベースを、今は亡き渋谷のPACO(※パコ。現在はターンテーブルのトップブランドとして知られるVestax(ベスタクス)のかつての姿である)という楽器店で買おうとしたのです。

── なかなか高額な買い物ですね。

k_090.jpgだからローンを組みました。月々の支払いにすれば何とかバイトで買えるかなと思って、36回払いを組んでね。それで未成年だから、確認のために信販会社から保護者に電話をかけるんですね。いわゆる保証人確認という作業です。それで僕の親父のところに電話が入った。「渋谷の楽器店で息子さんが楽器を購入なさるということで、35万円を月々1万2千円幾らで36回払いのローン契約となります。保証人としてお父さまの名前が出ていますので、ご承諾をお願いします」みたいな。

── はあ。

そこでうちの親父はこう返したそうです。「うちの息子にそんな楽器を買い与えるつもりはない!! そもそも、うちの息子に音楽をやらせるつもりはなーい!!」って怒鳴って、電話を切っちゃったの(笑)。

── おおー!!(笑)。

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