亀田大学

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── まさに"人に歴史あり"ですね......。

それこそ『カリフォルニケイション』のように、ハードで歪んだエッジのある音へ果敢に挑んで出来上がると、みんな困った顔をしていて(笑)。誰も喜んでないの。

── もしかして先に行き過ぎちゃっていた?(笑)

たぶん(笑)。まだ誰も聴いたことのない感じだったんですよ。CharaさんやUAさんなんかが、ややけもの道を開きつつあったくらいの時期でしたからね。『ホモジェニック』は歪みの使い方とマシーンの使い方にいろいろ気付かされたアルバムで、『OK コンピューター』は、プロデューサーにナイジェル・ゴッドリッチという人が付いていたんですが、作品史上主義の重要さを学びましたね。後に林檎さんにも教わることなんですが、この頃のこの3枚のアルバムは、一見プロデューサー史上主義のようで、実はアーティストの作品至上主義という点が共通しています。でもそれに気が付かせてくれたのは、やっぱり椎名さんだった気がします。つくづく感謝ですね。この"気付き"が無かったら、僕はもうちょっと押しの強い音楽的志向に向かっていたかもしれません......。

── こうして、現在の学長、つまりプロデューサー/アレンジャー/ベーシスト・亀田誠治が形成されたわけですね。学長、これまで本当にありがとうございました!!

[ご挨拶]

......さて、この教養学部では全12回の講義で、駆け足ながら学長・亀田誠治の音楽史について、ご本人と共に紐解いてきました。

まさに"亀の音楽史"となったこの講義は、亀田少年が音楽に目覚め、多くを学び、自我が形成され、夢を抱き、青年から大人となるまでの足跡を縦軸に、そして70年代から今日までの洋楽/邦楽の魅力を縦軸に編んできました。

音楽を愛する皆さんの生活における、何かの"気付き"となれば。
また、これまで知らなかった音楽の魅力を発見する"きっかけ"となれば、亀田学長も、聴講生の私も嬉しい限りです。

以上、学長・亀田誠治と、聴講生(聞き役)はライター/編集者の内田正樹(※『チャンネルガイド-東京事変オフィシャルブック-』編著。『亀の恩返し2013』パンフレット編集)でお送りしました。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました! これからも、引き続き『亀の恩返し』webをお楽しみ下さい!!


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真夏の果実(1990年。ビクター)
1.真夏の果実
2.ナチカサヌ恋歌(Live at BUDOKAN)

(解説)
『真夏の果実』は1990年7月25日にリリースされた、サザンオールスターズの28枚目のシングル。1998年2月11日にも8cmCDとして、2005年6月25日には12cmCDで再発されている。桑田佳祐が初監督した映画『稲村ジェーン』の主題歌として、オリコン週間チャートの初登場順位は5位であり、その後最高位4位を記録した。映画の同名サウンドトラック『稲村ジェーン』に収録されたものの、シングルとしてロングヒットを記録した。リクルート「B-ing」CMソングにもなった。弦楽器はウクレレのみ。そのメロディアスでノスタルジックなサウンドから、ファン投票でもリクエスト第1位に選出されるなど、サザンの中で屈指の人気を博す代表曲のひとつである。桑田自身も「サザンの中で一番好きな曲の一つ」と発言しており、同年の年越しライブで「本音はレコード大賞が欲しかった」と語っていた(この年のレコード大賞は「おどるポンポコリン」が受賞)。今回の講義の通り、アレンジは小林武史が担当しており、桑田は今日もこの曲のアレンジを絶賛している。また、2008年に行われた「真夏の大感謝祭 30周年記念LIVE」ではファンからの"ライブでの選挙リクエスト投票"に於いて第1位に輝いた。ちなみにカップリングの「ナチカサヌ恋歌 (Live at BUDOKAN)」
は、同年に発売したアルバム『Southern All Stars』の収録曲で、ライブツアー『夢で逢いまSHOW』武道館公演の音源である。

     
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