亀田大学

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2013/02/26

講義 9 スリラー/ マイケル・ジャクソン

-亀の音楽史-

講義  9 スリラー/ マイケル・ジャクソン

[講義] 圧倒的なポップ性。それを支えた名プロデューサー。そしてマイケルの本当の魅力とは?

── 学長、おはようございます。さて第9回目の教材はマイケル・ジャクソンの『スリラー』ですね。世界的ヒットを記録した、マイケルの記念碑的名盤ですが、この作品との出会いとは?

マイケルの音楽は『オフ・ザ・ウォール』(1979年)もかなりインパクトがあったんだけど、自分が初めて音楽とビジュアルをセットで意識させられたのはこのアルバムでしたね。彼についてはジャクソン5の頃から好きだったので、彼の音楽が何たるかは『スリラー』以前から解ってはいた。でも、この『スリラー』の、この音楽とミュージックビデオの完成度には、何かもう圧倒的なスケールの違いを感じました。作品としての登場感がすさまじかった。全曲好きなアルバムでしたね。

── ちなみに当時ベースで弾いてみたりはしていましたか?

それは不思議とやっていなくて。曲として、アルバム全体として聴くという行為そのものが大好きでしたね。

── たしかに1曲1曲のクオリティがものすごいアルバムですね。

曲の良さが万人を押し倒したアルバムだと思います。大学の頃、大阪出身のウエムラっていうアホな友人がいたんです。本当にアホだったんだけど、そいつも「ビート・イット」とかは聴いていた(笑)。他にもチャゲ&飛鳥命だったヒラコバっていうヤツがいたんだけど、そいつも「ビート・イット」は「いいよなあ」って聴いていた。もうねえ、誰もが聴いて「いいなあ」と言わされるパワーがあった。"キング・オブ・ポップ"たる所以です。ちなみに僕は「ヒューマン・ネイチャー」が一番好き。今でも聴くと泣いてしまうくらい好きです。

── アルバム全体の聴きどころとしては?

やっぱりプロデューサーであるクインシー・ジョーンズとマイケルの化学反応だね。とにかく油が乗り切っちゃっている二人が、持ち得るすべてのスタッフと技術を結集させている。ギターにエディ・ヴァン・ヘイレンを呼んじゃったりしてね(笑)。当時の、時代の全ての"いい音"を引き寄せているんです。単純に言ってしまえば"豪華なパッケージ"なんだけど、その豪華さのひとつひとつのパワーがハンパじゃないという。

     
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